SKY JOURNEY
曲について
3rdシングルのカップリング曲です。この曲はそれこそHAPPY PARTY TRAINのアンサーソングというか、続きのように関連づけられた曲であることは、ライブやインタビュー等でキャストからも作詞の畑亜貴からも言及があります。ソロパートもHPTの総選挙ランキング順と逆順になっていて、HPTでソロが短かったメンバーもこちらで長めのソロが聴けるところも嬉しいですね。HPTとの共通点としては他にも「溜息」「熱さ」「遠く」など似たワードが使われている点がありますが、例えば「ためいき」や「とおい」はHPTではひらがなで書かれています。全体を通して、HPTの歌詞は結構ひらがな表記も多いのですが、SKY JOURNEYは割と難しめの単語も漢字で書かれています。この辺りにも、人生という旅を通してまた大人に成長したという意識なのかなと思っています。実際TVアニメオフィシャルBOOK2 p.86の畑亜貴インタビューでも、HPTの制作依頼オーダーが「精神的な別れや成長、脱皮。人との別れを描きつつ…」とされていたことが語られていて、2曲ともに大人びた雰囲気への意識が強かったのかなと思います。
他にも畑亜貴はこのインタビューで「これはAqoursが聴き手を励ますような歌ですが、ファンの視点に立つとAqoursを応援する歌になるんです」と語っています。実際僕がこの曲から最初に受けた印象は後者に近くて、「胸に確かなもの持ってたら それだけでなんとかなるって どうして優しく語れるのだろう?」などの歌詞が、Aqoursの歌から勇気をもらい続けているつもりなのにイマイチ頑張りきれないときがあり、Aqoursをちょっとだけ遠く感じてしまう自分の気持ちと重なって共感するようなところがありました。一方で、最後の「熱い想い君から 受け取るのは僕だけじゃない」というところが、他のAqoursファンも同じような気持ちを抱えつつそれぞれ頑張っているんだという気持ちにさせてくれて、「みんなで叶える物語」を感じるので好きなところです。個人的には、もしかしたらAqoursキャストがアニメキャラたちから感じるものも僕たちファンがAqoursから感じるのと同じような感覚なんじゃないかとも考えていて、そういう意味でキャストにも実は刺さってる曲なんじゃないかなと勝手に思っています。
あとはTVアニメの2期10話で車が突然謎の飛行を始めるやつが、SKY JOURNEYなんじゃないかという説がありましたね。個人的には鞠莉の言う「いつか必ず、また一緒になれるようにって。でも、無理なのかな……」に対して千歌が「なれるよ!」と言うところが、実際は大人になると一緒にはなれないことが多い現実を重ねて「きっと切ない誓いがあったのだろう」と感じてしまいます。そこからさらに、一度別れてもまた一緒になれたという証の曲である未熟DREAMERに通じる「だから晴れるまで、もっと、もっと遊ぼう!」と続くところが余計に切ないですね。
個人的にソロパートのありしゃとか歌もダンスも表情もめっちゃ決まっていて好きです。あと2番Aメロのあんしゅかの「君と」のところのキメ顔伊波杏樹さん、最高です。みんな基本的に真剣な表情をしてるんですが、ふりりんだけ割と笑いながらやっていて、それが不敵な笑みっぽさを演出していてそれはそれでカッコいいのとかもかなりお気に入りです。あとカッコつけしゅかしゅーは首を傾けがち。
4thライブに向けて
前述の通り3rdでもやってしまったし来ないかもなあ、と思いつつ、Aqoursの大きな魅力の1つであるカッコいい曲なので、4thでもそれを見せつけて欲しいな、なんて思います。MY舞やデイドリなんかと一緒にカッコいい曲メドレーなんかもやってほしさがあります。「熱いよ〜」からのMY舞、確実に激アツ。
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