GALAXY HidE and SeeK

曲について

AZALEAの2ndユニットシングルの表題曲です。GALAXY HidE and SeeKのGalaxyは「銀河」、Hide and seekは直訳すると「隠れて探して」で、「かくれんぼ」の意味です。これが転じて銀河かくれんぼ→銀かく→銀閣なんて略されたりもするようですが、さすがに通じない人が多そう。

この曲をどう解釈するかは「もしかして本当の私は 地球じゃないところで生まれたのかも」という突拍子もない最初のこの1行をどう解釈するかによって変わると思っていますが、僕はこれを"言いようもないくらい大きな孤独"の比喩として解釈しています。というのも、前にも言及した南條愛乃さんのソロワーク5周年記念ブックでの畑亜貴対談において、南條愛乃さんが「とてつもなく果てしない孤独を感じることがあるっていう話を読んだ気がして」と話を振ったのに対して、畑亜貴自身が「わたしはたぶん地球外の生物で、宇宙船から落ちちゃったんだと思うんですよ」と返していることから来ています。浅く言えば、この地球上には誰も自分と同じような人はいなくて、自分を理解してくれる人は誰もいない、という思いを表現した言葉だと僕は解釈していますが、それがこのGALAXY HidE and SeeKでの表現としても使われていると考えています。

また、「同胞がいない感はあります。たまに、めっちゃ脳波が合う地球人は何人かいるんですけど (笑)」という発言もあり、この「脳波」が歌詞に出てくる「テレパシー」の感覚なのかとも思っています。LONELY TUNINGでの「チューニング合わせて」みたいに、波長が合うことで心の会話ができるようになる、みたいな。ラスサビが始まるところの「ココだよってあなたの声が」で声がどんどん遠のいていって、「導いてください それだけで」でまた大きくなるのは、テレパシーを送る側から受け取る側へ、送信の過程をイメージしているのかなと解釈しています。HidE and SeeKの最初と最後の文字が大文字になっているのも、同じことを表現したいのかなと思っています。

究極の孤独を感じるからこそ、それを埋められる運命の地球人がきっとどこかに必ずいて、救ってくれると信じて探したくなる。現実の畑亜貴自身は諦めぎみみたいですが、歌詞ではそんな脳波がぴったり合う地球人を運命の人に置き換えて、なかなか見つからない運命の人を探している姿を、銀河級の壮大なかくれんぼとして表現しているのかなと思っています。「わたしはこの星のことが とってもスキになれるみたい」などの歌詞も、自分が地球外生命体であるという視点から見たら、運命の人を見つける喜びをこう感じるのかな、みたいな言い回しで面白いです。「スキ」とカタカナにしてるところも異星人感を出すのに一役買っている気がします。

ライブステージではやっぱり最初のありしゃソロパートでひとりだけで登場して、スポットライトを浴びながらぽつんと歌うところがいいですね。孤独感が出ていますし、なんならこのとき全員ペンライト消しててもいいんじゃないかとすら思います。その後きんちゃんとすわわの2人が合流するところも好きで、特にこの前の名古屋ファンミで後ろの壁からひょっこりと顔を出してから入ってきたところはめっちゃ可愛かったです。2ndでは1stのトリコリコに引き続き、メインステージへの移動時間を稼ぐためかラスサビを少しリピートしてたのも個人的に好きで、なんかこういうライブで曲をリピートで長くする感じがAZALEA定番、みたいな感覚に勝手になっています (ので、函館UCとかファンミとかで勝手に違和感を感じる)。

あとは衣装がめちゃくちゃ好きです。AZALEAイメージカラーのピンク基調が可愛いし、顔についてるワンポイントアイコンも似合ってていいです。あとやっぱり背中の羽がめっちゃよい……ファンミではさらにパワーアップ (?) してメンバーカラーの羽も混じっていて、3rdパンフでみんながそれぞれの色の羽を持っていたのも思い出して、3rdを経てさらに成長した感が出ててよかったです。トリコリコステッキに変わり、ジャケに合わせたトリコリコキャンディーも登場しました。花丸のキャンディーがジャケとちょっと違って、花丸マークっぽくなってたのいいですよね。あと個人的には、スニーカーっぽい靴が実はかなり可愛いと思っていてお気に入りなので、見てなかったという方はぜひ注目してみてください。

4thライブに向けて

ユニットシングルはファンミでやるので以下略。でも東京ドームという最大級の会場でひとりぽつんとなる姿がどう見えるのかは結構気になります。サビで手を振るとことかも楽しいのでまたやりたい。

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