届かない星だとしても

曲について

2ndシングルのカップリング曲です。

純粋な曲の歌詞だけだと、何かに憧れ、無理だと言われても追いつこうと頑張ろうとする、という曲ですよね。応援団っぽい拍子が入ってるのも、夢に向かって頑張るのをこちらも応援されている気持ちになりますし、こちらが拍子を入れるとAqoursを応援できてる気持ちになって嬉しいです。「眠れないって思ったら 起きちゃえば!つきあうよほら!」って歌詞も寄り添ってくれてる優しさみたいなものを感じてすごく好きです。

一方でいま歌詞を見ると結構既視感があるところが多く、例えば「みんなに知ってほしくなる」「みんなとならできるかも やあやあ巻き込んじゃえ」は1期1話のスクールアイドルを始めた千歌、「OH! NO! ムリだと言わないで やってみてお願い」は1期2話で梨子を誘う千歌、「届かないって決めないで 手を伸ばせ!それから悩め!」は1期2話のベランダのちかりこ、「とにかくぜんぶ真似したい」は1期6話でμ'sの音ノ木坂と同じく廃校になったことを喜ぶ千歌、「眠れない夜もある めげないで続けてみよう」「ペケだと言わないで けなされたくない」は1期8話で東京イベントの結果に悩む千歌、「We can! Dance again!!」は1期8話で三津浜で続けることを決めた1・2年生たちとリンクしているように感じます。もちろんこの曲はアニメより前に存在するので、アニメがこの曲を参考にしている、という構図で考えるのが自然です。

スクフェスでの「届かない星だとしても」のジャケの文字がμ'sカラーになっているのは結構有名ですよね。これはAqoursにとっての「憧れ」「届かない星」がμ'sであるという解釈だと思っています。スクフェス運営の解釈がどれほど公式的な解釈なのかはわかりませんが、1期8話でも実際、千歌がμ'sのポスターに手を伸ばして、途中で諦めるように手を降ろすシーンがあります。あくまで「届かない星」であるμ'sを、Aqoursは1期12話で追いかけることをやめました。これが彼女たちの「手を伸ばして、それから悩んだ」結果なのかと思います。Step! ZERO to ONEはタイトルが実際にセリフとしても頻繁に使われる"表テーマ"でしたが、一方でこの届かない星だとしてもは、1期12話に至るまでのAqoursの物語において、言葉としては直接現れない"裏テーマ"だったのかなと思います。そういう意味で、この曲は改めて解釈しようとしなくても、アニメの物語がその想いを伝えてくれていると思っています。

4thライブに向けて

μ'sがファイナルラブライブを行った東京ドームでの公演なので、スクフェス解釈を考えればこの曲をやることには大きな意味があるかなと思っています。いつもは自由枠的な位置付けの曲なので、確定とは言えないですが、ぜひやって欲しいですね。

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