WATER BLUE NEW WORLD
曲について
TVアニメ2期12話の挿入歌です。
Aqoursがこれまでの道のりで感じた想いが描かれつつ、「次の輝き」へと向かう今の気持ちが表された曲だと思います。ただ、過去も未来もそのときその瞬間は「イマ」であり、その「イマ」を一生懸命に生きていこうという意思が感じられます。「悔やみたくなかった気持ちの先に広がったセカイを泳いできたのさ」「夢は夢のように過ごすだけじゃなくて 痛みかかえながら求めるものさ」などの歌詞は、まさにいろんなものを乗り越えてきた今のAqoursだから歌えるんだろうと感じます。
TVアニメオフィシャルBOOKでも語られていますが、会場といい歌詞の内容といい、μ'sの僕たちはひとつの光に通じる部分があり、頑張って手に入れた「今」について歌っているという共通点があります。それでも「いまが最高!」というμ'sの"いま"とAqoursの"イマ"はやっぱりどこか違うものなのかなと、ひらがなとカタカナの表記の差から感じます。この曲の歌詞は他にも「ミライ」「セカイ」「ツナガリ」などカタカナで書かれている単語が多く、なんとなく輝きを感じるような、あるいは今までとは違う新しいセカイを見ているような、そんな特別感を感じます。
1番の歌詞は過去から今への繋がりがメインで、2番からは今から未来への流れのように感じますが、2番以降の歌詞の振り分けがユニットごとになっていて、なんとなくBD全巻購入特典曲の雰囲気を感じます。楽しい思い出があれば大丈夫というGuilty Kiss、別れに感傷的になるAZALEA、これまでを忘れず成長していこうと前を向くCYaRon!という要素がそれぞれの特典曲に入っているような気がします。意図的に繋げたというよりかは、それぞれのユニットが卒業をどう捉えるかの曲のイメージが、WATER BLUE NEW WORLDの歌詞割りに重なっただけだとは思っていますが。
メロディにもいろんなメッセージがあると思っていて、1番のサビ前では音が一度途切れているんですが、2番のサビ前で「最高のツナガリをいつまでも大事にしよう」と言った後には音が途切れず繋がっています。そしてラスサビ前の部分で「WATER BLUE」と言った後、ラスサビの「NEW WORLD」へと繋がり、「WATER BLUE NEW WORLD」になることに「ツナガリをいつまでも大事に」していると気付けるのが面白いなと思います。フルサイズだとラスサビの後に最初のメロディに戻るのも、これが単なる終わりじゃなく、次の始まりへと繋がるんだというメッセージだと思っています。最後がピアノの一音で終わるところも想いよひとつになれと似ていて、梨子にとってどちらも大事な曲であることを感じさせます。ライブでは曲が終わってもすぐには歓声を上げずに、この一音までしっかり聴きたいなと思っています。
ライブで好きなシーンはたくさんあるんですが、特にお気に入りなのはイントロが終わった直後の想いを噛み締めるように目を閉じて胸に手を当てるしゅかしゅーです。僕の好きな3大しゅかしゅーの最後の1つです。あと、あいきゃんの投げキッスもよきでよきです。あとこれはWBNWのライブじゃないのですが、お披露目会で最初に披露された君ここを前に見返してたとき、サビ終わりで指を差しながらゆっくり上に上げていく振りのあんちゃんが、アニメPVのWBNW最後の千歌の、ちょっと寂しそうだけどでもやり遂げた達成感も感じるような表情になんとなくダブって見えて、勝手にエモくなったりしてました。
4thライブに向けて
やると思います。ドームでこの曲をやらないということはないでしょう (と言いつつガイシホールで行われなかったMIRAI TICKETさんを思い出しながら)。やっぱり衣装パージは見せ場なのでこの曲は専用衣装でやるのかな、と思うんですが、その場合どういう流れになるのか気になります。アニメ準拠でアンコール前のラス曲にするというのもありますが、それは3rdに似すぎている気もします。ラストのブロックの頭でやった後、パージ後の衣装のままでMIRAI TICKETやキセキヒカル、君ここあたりをやる、というのがありそうかなと思っています。
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