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11月, 2018の投稿を表示しています

No.10

曲について ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~のテーマソングCDのカップリング曲です。 応援するファンをAqoursの10人目として受け止めてくれる曲だと思っています。僕はμ's歴が浅いので間違ってるかもしれませんが、キャストの9までの点呼にファンが10と答えるのはμ'sの頃からもあったと思いますが、公式の方からも明示的に使ってきたのはAqoursからかなと思います。Aqoursキャスト本人からも「10人目」という言葉はMCなどでもよく使われていて、「出会いをくれたから いまがあるんだね」「感謝しかないけど 伝えきれないんだ」など他の歌詞も、細かい表現は違えど今までの活動を見る中で彼女たちから聞いてきた言葉たちかなと思います。そんな素直な気持ちでAqoursが僕たちを受け入れてくれようとする声を、自分はどう受け止めるのか、それをお互いに考えることで気持ちが近づいて、こころがひとつに繋がっていくのかもしれないなと思います。 4thライブで聴いて 10を言えたことが本当に嬉しかったのはもちろんで、なんとなくみんなの心が繋がったような気持ち、少なくとも繋がりたいという想いをみんなが声にしていたんじゃないかという気持ちになりました。個人的には「ああ忘れないでよ みんなここにいたことを」の「ここ」が、CDで聴いていただけでは漠然と「今」のことを指しているような感覚だったのですが、会場で聴くと少なくともこのライブの間はそれがはっきりと「東京ドーム」である気がして、この景色を忘れないようにしたいと思いました。そしてこれからも、「思い出を何度もつくろう そしてまた 光へ手を伸ばそう」という言葉どおり、Aqoursと駆け抜け続けたいなと思います。

Thank you, FRIENDS!!

曲について ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~のテーマソングです。 曲のタイトル通り、これまで感じた感謝と今の気持ちを仲間に伝える曲だなと思います。この曲に込められたキャストからの思いはG's magazine号外 Aqours Autumn Specialなど、いろいろな場面で語られているので、それを読みつつ自分なりにどうそれを受け止めるのか、そしてこの曲を通じて自分から大切な人にどう感謝を伝えるのか考えるのがいいのかなと思います。普段言葉になかなかできないような想いも、歌にすれば素直に伝えられそう、そんな感覚からちょっとユメ語るよりユメ歌おうの歌詞も思い出します。 パート分けにもすごく意味を感じて、千歌をサポートするように歌う梨子と曜、ルビィの背中を押すように歌う善子と花丸、ダイヤに寄り添うように歌う果南と鞠莉など、キャラたちの関係性が反映されている気がします。個人的には間奏のソロが9人続くパートも好きで、特に千歌の「叶った願いはいくつある?」に曜が「これからも叶えようよ」と答えるように歌うところが2期11話の夜の校門での「じゃあおばあちゃんになるまで続けようか」というシーンを感じます。果南と鞠莉の「ココロには 波が立って立って」「どこへどこへ向かえばいいの?」の歌い方もめちゃくちゃ好きですし、それぞれMIRACLE WAVEやAwaken the powerなどを思い出させるところもすごく好きです。 歌詞の多くが今までの曲の歌詞を思い出す部分が多いと思っていて、例えば このツイート で一部それっぽいところを挙げています。個人的には今までの曲の歌詞をつなげて作ろうとしたと言うよりかは、キーワードが散りばめられていることで今までのことを思い起こしやすくなっている、という解釈です。特に「呼んでみるよ! こたえてくれるかい?」という問いかけの形になっているところが君のこころは輝いてるかい?という最初の問いを思い出させるところがあって、心のなかでYesと答えたくなります。 また、これは賛否ありそうではあるんですが、東京ドームでのライブのテーマソングということもあり、僕はμ'sの僕たちはひとつの光の「また会おう 呼んでくれるかい? 僕たち

ホップ・ステップ・ワーイ!

曲について Hop! Step! Jump! Project!のテーマソングです。 主にファンミで使われるのでファンの「みんな」が意識された曲であるのは Landing action Yeah!!と変わらないかなと思いますが、 Landing action Yeah!!はファンミを通じていろんなところのみんなに会いにいく曲という感じでしたが、ホップ・ステップ・ワーイ!はそうやって巻き込んできた付いてきたみんなと新しい場所へと一緒に旅に出る曲という感じがします。いろんな人に知ってもらうというNext Step! Projectからの次の Hop! Step! Jump! Project!への 引き継ぎ、そして成長を感じます。 Landing action Yeah!!で 「聞こえたよここにおいでって 誰の声かはわからないけど」と呼ばれる側だったのに、今度は 「さあおいで  さあおいで 」と誘う側になってるのも面白いですよね。「誰かの声」が ホップ・ステップ・ワーイ!の未来のAqoursだとまでは個人的にはあまり思っていないですが、 Landing action Yeah!!は割と聞いているファン側も「ここにおいでって」言われてファンミに集まったという感覚から、曲の主観側の立場でも聴けるところがあると思うんですが、ホップ・ステップ・ワーイ!は曲の主観は完全にAqoursという感じがするので、そんなところでも対比があると思って聴くのも面白いかもしれません。 個人的に「僕らのパワーと君のハートで」という歌詞が好きで、Aqoursに力をもらって日々を頑張れている、そんな想いを返したいという僕らとAqoursの関係がすごく的確に表現されているなと思います。 「叶った夢の先は あたらしい夢」というのも好きで、アニメの物語が一区切りついてこれからどうなるんだろう?という思いに応えてくれてる感じがあって、また一緒に楽しい思い出を増やしていきたいな、という気持ちになります。 Landing action Yeah!!はそれぞれのソロ版が収録されていましたが、こちらは ユニット対抗ファンミ に備えてか ユニット版があります。それぞれのユニットのコール&レスポンスが間奏に入っていたり、「ホップ・ステップ・ワーイ!」を言う箇所が増えていたりと、ライブでの楽しさが意識され

勇気はどこに?君の胸に!

曲について TVアニメ・ラブライブ!サンシャイン!!2期のエンディング曲です。1年前の今日、2017/11/15がこの曲の発売日でした。Happy Birthday!! 一歩踏み出せないとき、くじけそうになるとき、諦めそうになるとき、そんな自分を励ましてくれる言葉たちが歌詞の全編に散りばめられていて、前に進む勇気を貰える気がします。ただ純粋にその言葉たちがよいというだけではなくて、今までのAqoursの物語の中でキャラたちが感じて乗り越えてきたものばかりだからこそ、余計に説得力があって、僕も頑張れる気がする、頑張らなくちゃという気持ちになります。そんな風に励まされて勇気を貰ってる感覚なのに曲名は「勇気はどこに?君の胸に!」で、最初からその勇気は君のなかにあるんだよ、と言われているようで、そんなことないと思いつつも、そう言ってくれるならそう思えるようにもっと頑張ろうという気持ちにさせてくれます。「君のこころは輝いてるかい?」と似たような問いな気もしますが、君ここはある意味挑戦的なニュアンスというか煽るような問いで、若さがあってとにかく希望に溢れた感じですが、「勇気はどこに?君の胸に!」はいろんな経験を経た、強さと優しさを感じる問い、そして答えだなと思います。 「逃げたらいつまでも 心が苦しいよ」「君が君であろうとしてるチカラ」「だって目覚めたら違う朝だよ」「こころが求める誇らしさ」、好きな歌詞がありすぎるというかもう歌詞全部好きなんですが、やっぱり「夢は消えない 夢は消えない」がとても響きます。大事なことなので2回言いました、とかふざけて言いたくなるんですが、実際のところ歌という限られた文字数で力強く繰り返されるのは本当に心にきます。Aqoursの物語を見ていると「夢は消えない」というのはくじけそうなときでも夢は心の中にずっとあるというだけでなく、1つの夢が叶わなくてもまた新しい夢が生まれてきて夢が途切れないとか、たとえ夢破れたとしても夢を追ってきた日々は消えないとか、誰かの夢が別の誰かの新しい夢に繋がっていくとか、いろんな意味がこの一言から感じられて、Aqours、ラブライブ!がたくさん詰まった一節だなと思っています。 「やり残したことなどない そう言いたいね いつの日にか」という歌詞も結構思うところがあって、2期7話を見た後、たとえ名前を残すと決め

卒業ですね

曲について TVアニメ2期BD全巻購入特典曲で、AZALEAのユニット曲です。こちらも歌詞カードを持ってないのでところどころ歌詞を間違えている可能性があります。 タイトルからしてそのものずばり、他の全巻購入特典曲たちと同様に卒業をテーマにした曲です。ただ自分の感情を素直に表現するというよりも、なんとなく一歩引いて客観的に自分の状況や感情を見つめている感じがあって、ある意味ちょっと冷めたような感覚もあります。「ですね」で締めるのが自分のことというよりも一般論のように同意を求めてる感じから来るんでしょうか?実際に卒業の瞬間になってもあまり実感が湧かない感じも出ているのかもしれません。 全体的には「もう会えないって知るでしょう」「二度とないってわかるのは もっとずっと先ね」など、未来の自分から見て語っているような感じがあります。あるいはいろんな経験を積んできて、今の自分の感情が過去のものになったときにどう見えるのか予想できるような、達観した感じが「いつの間にか少しだけ 大人になったと感じているの」という感覚なのかもしれません。「今までの私たちから 手を離してしまったのは なぜでしょう」というのも、理想だけをまっすぐに追い求められていた今までの自分達からもっと現実的な考え方をする大人へと近づく姿を、仕方ないと別れを受け入れて手を離してしまう姿に重ねているのかなと思っています。個人的にはいつもAqoursでは希望や理想を夢見る歌詞を書いているけど、現実の自分はもっと冷めているという畑亜貴本人に近い卒業観の歌詞を、そんな文学的な描写が似合うAZALEAに割り当てた、という感じもしています。 冒頭の「ここから右 左へ あなたと私は それぞれの未来選ぶのでしょう」というパートを果南とダイヤで担当していて、別々の場所へ向かう2人を思わせる歌詞だな、と思います。左右に別れて進む様子からは、WONDERFUL STORIESの間奏で別々の方向へと駆け出す振り付けも思い出してしまいます。2番の「思い出のなかを泳ぐでしょう」も、さかなかなんだか?やWATER BLUE NEW WORLDなどで果南が担当していたパートに出てくる「泳ぐ」という表現が出てきて、らしいところだなと思います。 個人的にはサクラバイバイとはまた違った意味で、舞い散る桜が似合う曲だなと思っています。

サクラバイバイ

曲について TVアニメ2期のBD全巻購入特典曲で、CYaRon!のユニット曲です。歌詞カードが手元にないので細かい歌詞や表記は間違っているかもしれません。 2期BD全巻購入特典はどれも卒業を意識した曲だと思いますが、3年生がいないCYaRon!は見送る側としての視点が強調された曲かなと思います。寂しさも感じているけど、ただ悲しんでいるだけでなく、先輩たちが見せてくれた姿を糧に、今度はそれを自分たちが後輩に見せられるように頑張ることが報いることだと前向きに考えている健気さや、そんな純粋で寂しさを隠そうとしている切なさがCYaRon!らしい曲だなと思います。「笑顔 笑顔だ」というパートを、1期13話で笑顔を貫こうと決めた卒業式で真っ先に泣いてしまったルビィが歌っているのもなんとなく切なさがあります。 個人的には特にルビィ→ダイヤ、曜→鞠莉、千歌→果南に対して歌っているというイメージで聴いています。千歌パートの「いっぱい教えてくれたこと 忘れないと誓いましょう」なんかも、幼少期に千歌が果南に「ここでやめたら後悔するよ 絶対できるから」と言われたことに通じている感じがして、なんだかんだで千歌を支える原点になっているのかなと思っています。「始まれば 終わるんだというけど」という歌詞も、夏の終わりの雨音がの果南の (謎の) 語り「何か始まるってことは 終わりにつながるだなんて 考えてもみなかった いや、考えたくなかったんだ……」に対する返答になっているような気もして (まあこの曲自体はキャラとかなり独立なものだと思いますが)、「逆もある 終わりから始まりへ続いてる」という千歌から果南への前向きなエールなのかなという気もします。 P.S.の向こう側でも書きましたか、サクラバイバイで卒業した後の話がP.S.の向こう側という考え方もあるかなと思っていて、サクラバイバイの 「 だから また会う日は 遠くない未来」という気持ちがP.S.の向こう側でもまだ 「 だっていつかいつかね  また会えるはずだからきっと」と続いてるのかな、なんて思います。 好きな歌詞もたくさんあって、「出会いに意味があるっていうけど それは 大好きになったから つながりが生まれて」というのは、やっぱり好きになれるくらい積み重ねて来た時間がたくさんあるからこそ、始めに出会えた瞬間があったことに感

Guilty!? Farewell party

曲について TVアニメ2期BD全巻購入特典曲で、Guilty Kissのユニット曲です。 「Farewell party」は日本語だと送別会の意味です。曲調や「Dancing the beat」「Mirror ball」などからディスコやクラブという感じがして、ちょっと大人っぽさのあるパッションを感じるところがこれまでの曲から見てもギルキスらしいなと思います。「tonight」「夜でも朝でもないセカイで」あたりの歌詞から感じる、時も忘れて夜が更けるまで踊り明かしているような様子がまたGuiltyですよね。最後だからって湿っぽくなるよりも盛り上がって踊り明かそうという感じかなと思います。ラスサビのところでも後ろでワチャワチャ騒ぐ声が入っているところからもそんな印象を受けます。 そうはいいつつも「永遠なんて言わないけど 今は Dance dance」「夢だけみて Dancing the beat」など、やっぱり心のどこかで終わりを意識していて、けどそれを忘れて今は踊ろう、という切なさを感じます。そんな雰囲気はどことなくPops heartで踊るんだもん!にも似ているかなとも思います。そんな中で来るサビ終わりの「Guilty party 終わんないよ」はなんとも言えない楽しさと寂しさの狭間の絶妙な気持ちが込められている感じがします。 「You & me」や「最高の Partner」「キミが好きさ」など、見送る側と見送られる側の2人、という世界観が結構強いのかなと思います。「前よりも上手いね」「過ぎ去る時つかまえて」「頑張ったことは 経験値なんだ」など過去を振り返るような歌詞が善子に割り当てられていて、一方で「一緒なら なんとかなりそうだから」「一緒にいたいって願いは同じ!」など「一緒」というフレーズを歌うパートを主に鞠莉が担当しています。梨子パートは少なめで、鞠莉が曲開始のサビまで歌ってるのに対して、梨子は2番の2回目のAメロとサビの1節しかありません。思い出を振り返って寂しそうにする後輩を、いつまでも一緒だよと諭す先輩、みたいな構図が意識されてるのかなと思っています。 聴いていると「Yeah!」や「Oh!」などの合いの手や、Bメロでのクラップなど結構やれそうなとこが想像以上にあって、実際みんなどこまでやるのかわかりませんが、もう少し聞き込ん

キセキヒカル

曲について TVアニメ2期BD7巻の特典曲です。 この曲が最初に公開されたのはニコ生だったかと思いますが、最初に曲が流れた瞬間、ずっと2期の劇中でテーマのひとつとして聴いてきた"起こそうキセキを!"のメロディだとわかって本当に感動しました。2期1話でみんなで決意を語るシーンで使われたこの劇伴が本当に好きで、心の奥底で燻っている感情が静かに昂まっていき、やがて力強い想いに変わっていく感覚が、爽やかさと煌めきと熱さと一緒になって表されている気がします。WODERFUL STORIESにもあった「思い出からは流れるメロディー」というくらい、このメロディーは2期の物語のたくさんの場面で負けそうになるAqoursが立ち上がって前を向き進んできた瞬間たちを彩っていたと思います。3rdライブでもこの劇伴は開幕BGMとして使われ、キャラがそれぞれのメンバーカラーの光に包まれたシルエットになって映し出されました。僕はこの姿から1期OPの青空Jumping Heartのサビ前で光に飛び込んで行く千歌のその先にあったシルエットを思い出していて、みんながついに光のその先まで辿り着いたんだと思いながら見ていました。 「やまない雨はないと走ってきたよ 見上げれば熱い太陽」「夜が空けた空には 太陽…!」という歌詞が本当にTVアニメで強く描かれていたテーマを表しているなと思います。何度も壁にぶつかり、叶えられなかった夢もあるけど、そんな辛いときを乗り越えて前に進んだ先には新しく見える光がある。その連続がAqoursの物語だったと思います。その象徴としても劇中で実際に太陽が多く描かれていて、雨や嵐のあとに現れる綺麗な虹や朝日がそんな気持ちと対応して使われていました。 2期の物語だけでなく、2番の学年ごとのパートは1期の物語を思い出させます。「ひとりからふたりへ ふたりからみんなの中に」を最初にスクールアイドルを2人で始めた千歌から曜へと繋いで歌うところ。「何もなかったのに 何かできる気がしてたよ」という1期6話の夢で夜空を照らしたい後の台詞を思い出させるところ。「キセキが起こったね本当に 悩んでた僕らへと教えてあげたい」でメインで歌う果南と鞠莉をコーラスとして支えるダイヤという構図が、1期9話の物語を彷彿とさせるパート分けになっているところ。そして2番が終わっ

さかなかなんだか?

曲について TVアニメ2期BD6巻の特典曲で、果南のソロ曲です。 ジャズっぽいおしゃれな曲調と、冒頭の「1, 2, 3」や「SA-KA-NA SA-KA-NA SA-KA-NA」などのかわいさが入り混じった曲という感じです。あと、3拍子なのでワルツっぽさもありますね。もしかしてパートナーが必要なんじゃ!?最初もカセットを巻き戻して再生し直すようなメタ演出があって、少しLONELY TUNINGっぽさもあります。なんとなく喫茶店で流れてるレコードのBGM、みたいなイメージがあります。 僕は果南はポエマーだと思っているみたいなことを前にも他の記事で書いた気がするんですが、それは詩を書くというだけでなく、感受性が強いというイメージから来ています。この曲の歌詞も基本的に果南の日常風景が綴られていると思うんですが、そんな日常の光景が果南の目にはどう映って、どんな風に感じて、どんな言葉でそれを表現するのか、というところにそんな感受性の強さが描かれていると思っています。 僕は "AqoursのキャラたちにとってのAqoursは海のような存在である" という考えがあるんですが、その考えと共通した感覚が「青い水に溶けてしまおう」の部分に表れていると思っています。「青い水」=Aqoursに入ること、この曲において海に潜ることがAqoursに入ってスクールアイドルをすることに対応していると考えています。「さかなになれるかな」というように海に潜って活動できる魚になることがスクールアイドルになることと考えるのは、Thank you, FRIENDS!!の「まるで夢のなか 泳いできた魚さ」の感覚にも近いかなと思っています。「灼けた肌にはひんやりと気持ちいいね」はスクールアイドルとしてのときめきやワクワクで胸が高まって熱くなる感じ、「目を閉じたって眩しいから」も寝ても覚めてもスクールアイドルの輝きに魅せられている感じかなと思っています。 2番で潜り始めてからがスクールアイドルとして本格的に活動を始める感じかなと思っていますが、「涙よりしょっぱい水の中で」が夢を追いかける道中には辛いことがたくさんあるのことを表現している気がします。「砂に隠された貝殻たち 拾ってみればゆらりと逃げたがる からっぽなのに不思議だよね 解放してあげよう」というのもかなり何か言いた

New winding road

曲について TVアニメ2期BD6巻の特典曲で、鞠莉のソロ曲です。好きです。僕なんかが変に言葉にするのも陳腐な気がしてもうここでやめたいくらいです。 音楽のジャンルには詳しくないですが、フォークロックという感じでしょうか。視聴動画が公開になる前はハードロックでノリノリな曲 (2期2話で作曲してたようなやつ) と勝手に予想していましたが、初めて聴いたときはいい意味で予想を裏切られました。個人的には最初に聞いたときは (曲名のせいもあって) THE 虎舞竜のロードをちょっと思い出したりして、なるほどこういう系統のロックも確かにあって、しかも鞠莉の内に秘めている暖かくて力強い心情を表すのにまさにぴったりなロックだ、天才か……と感動しました。 "winding road"は"曲がりくねった道"といった意味ですが、アニメの劇中でも3年生は特に紆余曲折あって、それは言わずもがな1期9話の未熟DREAMERまでで描かれています。鞠莉はそんな3年生3人の中でも特に浦の星女学院の存続に対する想いが強く、実際に多くの行動にも出ていましたが、それでも廃校。決して平坦でも真っ直ぐでもなかった道で、最初に思い描いていた場所に辿り着けたとも言い難い道でも、学校の名前を残すという新しい夢を持って9人のAqoursで辿り着いた場所には確かに光があったと思います。この曲はそんな今までの道のり、そしてこれからも曲がりくねったまま続いているだろうNew winding roadへの想いが歌詞のすべて、歌声のすべてから伝わってくる曲です。「道はずっと真っ直ぐ?違うね多分」という決意と覚悟が滲み出た歌詞は、そんな経験があるからこそ歌える曲だと強く感じます。 3人でずっと一緒にいたい、そんな大切な場所を守りたい、だから留学しないと言っていた鞠莉が、今度は自分から留学を決意し、ただ一緒にいるのではなくそれぞれの道で頑張っていこうと決めた成長も、「大好きだけど止まってられない それぞれの場所探さなきゃ」に表れていると思います。「いつか語り合える日まで ひとりで」という歌詞も好きで、たとえひとりでもみんなへの想いがあるから頑張れる、だからそういう意味ではずっと一緒、という感覚が伝わってきます。ちょっとずれた話になるんですが、個人的に社会人になってからたまに学生時

WHITE FIRST LOVE

曲について TVアニメ2期BD5巻の特典曲で、ダイヤさんのソロ曲です。 RED GEM WINKと同様、ストーリーに準じたキャラの心情というよりは、楽曲としての恋愛ソングという感じがします。「話に聞いていても信じていなかった」「FIRST LOVE」などの歌詞から初恋の歌だと思いますが、「とくべつな関係って 謎だな」「恋にあこがれる」などの歌詞があるRED GEM WINKも初恋っぽくて、共通点かなと思います。 「WHITE LOVE」という歌詞やライブの背景映像の演出が雪や氷っぽかったので冬のイメージがあります。一方で、真夏は誰のモノ?っぽさもあると思っていて、「自分の気持ちは常に 明快な筈だと」「目覚めそう何かが こわい」あたりは「自分の気持ちなのに 全然わからなくなっちゃいたいな」「理性から指令が届かない コントロール不可能」に近い感じがあったり、「戻れなくなりそう」という部分も「もう戻れない 戻りたくない」みたいなところがあります。真夏は誰のモノ?はそんな衝動にすでに心を委ねていて、そのまま素直に楽しむくらいの情熱感を感じますが、WHITE FIRST LOVEはその手前、抑えきれない気持ちに初めて自覚的になって戸惑ってる段階、という感じがします。RED GEM WINKからすると、WHITEは宝石としてのダイヤの色という考え方もあるし、WHITEはまだ何も知らなくてウブな状態で、そんな無力さがもどかしいという感じで、実は夏の夜の歌でもおかしくないかな、なんて思ったりします。 RED GEM WINKは自分の中にはっきり強い気持ちがあるけど行動に踏み出せない、という感じなんですが、WHITE FIRST LOVEは自分の気持ちがわからなくてつい理屈っぽく1人で考え過ぎてしまう、でも内にはやはり強い情熱を秘めている、という感じが黒澤姉妹それぞれっぽいなという感じがして、同じ初恋という体験を通して見える姉妹の違いや共通点のそれぞれが感じられるかな、と思います。 曲としては、ダイヤの得意な箏の音色がこの曲でも使われていて、なんとなく気品を保とうとする雰囲気やその緊迫感みたいなものを感じます。また、特にアウトロの最後なんかはMY舞☆TONIGHTとかなり似ていて思い出すところがあります。元々ありしゃの声は少し高く抜け切らない感じがある気がする

RED GEM WINK

曲について TVアニメ2期BD5巻の特典曲で、ルビィのソロ曲です。 今までのソロ曲がTVアニメの物語を通じて感じた各メンバーの気持ちを直接的に表現しているような曲だったのに対して、この曲 (とダイヤのWHITE FIRST LOVE) はあまりそういう感じではなくて、恋愛ソング・王道のアイドルソングという感じがします。それでいて「とくべつな関係って まだ謎だな どこからそうなるの 知りたい」の無垢で純粋な感じとか、「練習したの さあ声かけなきゃ」というひたむきな感じとか、それなのになかなか想いを口にできなくてもどかしい感じなんかはルビィちゃんっぽいな、と感じます。G'sの男性恐怖症設定はTVアニメだと人見知り程度になっていてあまり明確には出てなかった気がしますが、そんなルビィちゃんがこうやって大好きなアイドルとしてアイドルらしい恋愛ソングを歌っているというのも、なんだか嬉しくなります。 夏の恋愛ソングでルビィの歌というのもあって、真夏は誰のモノ?とも少し共通点があるのかなと思います。「引き返すなんてつらいな」と「もう戻れない 戻りたくない」とか、「ためいきの数 増える夏の夜」と「ときめき以上のリズム 今宵知りたくて」と夜の描写があるとことか。真夏は誰のモノ?の方が理性も吹っ飛ぶような圧倒的な情熱感みたいなものがあるとは思うんですが、「陽射し」や「太陽」にほだされて夏の暑さと恋の熱さが混同する感じは似ているかなと思います。まあ恋愛ソングにおける夏が大概そういう存在という感じな気もしますが……。 歌詞の中で赤信号や夏の太陽など、いろいろなものがRED GEM = 赤い宝石のように見えているのかなと思うんですが、肝心の「陽射しのウインク」というのがどういう感覚なのか正直よくわかってないです。太陽の光が角度の変化や雲の動きで揺らめいたり瞬いたりしてる情景を指してるのか、それともOKサインを出してくれてる、みたいな比喩的な意味なのか……。あとは赤信号自体も普通はチカチカしなくて、止まる前は青が点滅するので変な感じだなあなんて思ったんですが、RED GEMをルビーと捉えて「ルビィのウインク」だと思うと、緑の瞳のまばたきが青信号がチカチカしてるように見えたり、あるいは目が開いたときに青信号に変わって前に進めたりするのかな、なんて妄想してました。 ライ

Beginner’s Sailing

曲について TVアニメ2期BD4巻の特典曲です。 船長に憧れる曜ちゃんらしいSailing、船での航海を夢への旅路になぞらえて夢を追いかける人を応援している曲かなと思います。ラブライブ!に限らず畑亜貴は「人生は旅」という思想をよく使っている気がしますが、サンシャイン!!だけでもHAPPY PARTY TRAINやこのBeginner's Sailing、劇場版前売特典の3年生曲・予測不可能Driving!など、乗り物を変えながら人生の道のりを旅のように語っている曲が結構あります。 Sailingという言葉の響きや、「風が向いた方へと」などの歌詞から、風の力だけで進む帆船というイメージがある一方で、「恐れ悩んでるよりエンジンかけよう」という歌詞があってエンジンあるんかい!ってなったんですが、エンジンも積んだ 機帆船 というのがあるらしいですね。入出港のときにエンジンを使ったりするらしく、それもまた "始めるのには少し力がいるけど、始めてみたらあとは風に乗って気ままに進めるよ" という曲のメッセージにマッチしているのかなと思います。 個人的に曜ちゃんは器用でいろんなことができるし明るく元気な一面もあるけど、人を引っ張っていくというよりも、止まりそうな人を励ましたり背中を押していくことが多くて、自分から前へ出るタイプではないという印象で、むしろ人に何かしてあげたくていろいろやってるうちに器用になったんじゃないか、くらいに思ってます。応援ソングであるこの曲はそんなイメージにとても合ってるなと思います。帆船として夢に向かって進む人の背中を押す力強くも優しい追い風のようなイメージで聴いています。 しゅかしゅーはラジオ等でこの曲は千歌に向けた曲、というようなことを言っていて、「君は君のヒカリ手にいれたい そんな顔して語ってるよね」なんかは本当に曜ちゃんから見た千歌という感じがします。「もう胸は 遠くの青い空へ描いてるよ カタチにならない でもまぶしい夢を」というのも、空に浮かぶ光り輝く太陽が夢の象徴になっている感じがして、君ここや青ジャンなどの曲と夢に対するイメージが一致しているのかなと思います。これらの曲を千歌が作詞したと考えると、千歌視点の夢の見え方を吸収してる感じが曜ちゃんらしいかなとも思ったり。一方で「いま迷ってるの?

Pianoforte Monologue

曲について TVアニメ2期BD3巻の特典曲で、in this unstable worldと一緒に収録されています。 まず"Pianoforte Monologue"というタイトルが僕の中で完璧すぎて本当に大好きです。全曲通して見ても一番好きかもしれない。"Pianoforte"はピアノのフォーマルな名称、"Monologue"は独白・心の中での語りという感じの意味で、無理やり日本語にするなら「ピアノで奏でる独白」という感じかなと思いますが、"Pianoforte Monologue"の方が比べようもなくしっくり来る感じがします。みんなへの想いを言葉にするのはなかなかできないけど、直接ではなく「ひとりで向かう鍵盤」になら語れそう、そうしてピアノを通じて間接的に「ピアノなら伝えられそう」と想いを込めてピアノを弾く姿を独白・Pianoforte Monologueと表現するセンスには本当に脱帽です。 視聴動画の背景のせいもあってか、イントロやサビで使われるピアノの旋律からは波に揺られているような、心地よく、優しく、ゆったりとしたイメージがあります。僕は「あなたを音で抱きしめたいの」という歌詞がすごく好きなんですが、この歌詞から感じる包容力のある暖かい母性のような感覚が、海を感じさせるメロディとマッチしているなと思いますし、梨子ちゃんが本来持っている穏やかさ優しさや、その奥にある芯の強さが現れていると思います。 全体的な歌詞はTVアニメでの梨子の思い出というか回想的な部分があると思っていて、「綺麗なだけじゃなくて でもねどこか優しい音が」というのはつらいこともたくさんあったけど、今ではどれも大切な思い出だという気持ちだと思っていますし、「目覚めてって あの日きっと呼ばれてたと気がついた」というのは1期2話で千歌とベランダで手を伸ばしあったあの瞬間を振り返っている気がします。「震えるほど緊張しても私を待つ場所へ」というのもピアノ発表会へ向かったときの心境かなと思いますし、「出会えて嬉しくって……本当なの忘れないでね」というのも2期5話ですべての出会いは偶然じゃないと思えるようになったこと、そして2期12話で語られた千歌や曜、スクールアイドルとの出会いが自分にとっ

in this unstable world

曲について TVアニメ2期BD3巻の特典曲です。どう解釈するのかすごく難しい曲だなと思っていて、自分の中でしっくりくる感じの解釈はあんまりないんですが、思ったことをつらつら書きます。 自分が不運なのは堕天使という特別な存在だからだと考えるようになった善子とヨハネの関係がテーマになった曲かなと思います。「ヒトはヒトツの存在とは限らない」「真の姿がみんなと違うことを嫌悪して」あたりが善子とヨハネの二面性や、それを抱えていることに対する昔の苦悩、或いはそれを受け入れた今の善子の心境を語っているのかなと思います。 僕は素直に「貴方」は曲を聴いている人、さらにいうといわゆるリトルデーモンであり、この曲はその「貴方」を堕天させようとしている曲だと解釈しています。「私」と「ワタシ」はそれぞれ善子とヨハネで、「私達」というときにはその2人と捉えています。カタカナ表記をするところがいわゆる普段とは別の自分で、「アナタ」というのが「貴方」のまだ知らない自分、堕天した自分というイメージです。 「nonstop and flyだよ stopじゃない さあ迷わずに飛んじゃえば」というのが、聖なるセカイである天から飛び降りて堕天するよう誘っているイメージです。でも僕が思うここでの堕天は悪や闇に染まるというような意味ではなく、天界で理想を夢見るだけでなく、地上に降り立って地に足をつけなければならないというイメージでいます。2サビ後には「get down (降りろ)」から「jump (跳べ)」に繋がるわけですが、もう羽を使ってのflyではなく、自分の足を使ってのjumpになっていることにそういう意味がある気がしています。ヨハネの存在は一見すると夢物語のようですが、善子が自分の現実を受け止めるための依り代だったという意味では、むしろ現実を生きるために必要な存在なのではないかと思っています。そんな自分を手に入れる堕天は、なんだかんだで地に足をつけるための儀式なのかもしれません。 曲中では聖なるセカイと退屈セカイが対比的に現れていて、理想と現実をそれぞれ表しているのかなと思います。「まだ聖なるセカイ夢見てるの?」と幻想を抱き続けることに疑問を投げかけながら、「この退屈セカイを渡るには 力を合わせなきゃ駄目よ」と、unstableな、思い通りにならず変化し続ける現実世界を乗り越え

おやすみなさん!

曲について TVアニメ2期BD2巻の特典曲です。 曲全体としてはつらいことがあっても笑っていこう、というポジティブな気持ちにさせてくれる曲だなと思います。基本的に花丸がこれまでに感じてきた経験を語っているという歌詞だと捉えているんですが、なのになぜか語りかけられているような、励まされているような気持ちになるのは、花丸の性格やきんちゃんの声・歌い方のおかげなのかな、なんて思います。明日に希望を持ちながら穏やかに眠れそうな明るい子守唄、という感じがします。 夜寝る前に1人で今日のことを振り返って、つらいこともあったけど明日の楽しいことを考えて元気を出して眠る、って感じだと思うんですが、1人の時間を歌っているのに、「そばで毎日笑いあえる」「以心でね伝心かな」など、みんなを意識しているのが少し印象的に思えます。元々の花丸は図書館で1人で本を読むことに幸せを感じる子だったのに、今では思い描くシーンはみんなと一緒の時間なんだな、というところに変化を感じるし、アニメ2期12話決勝前での千歌との会話を思い出します。「言葉にはできないような」「言葉で確かめたくて でもまだ思いつかない」というのも、花丸は本をたくさん読んでたくさんの言葉を知っているけど、それらとはまた違う現実の、自分自身だけの気持ちを体験してこられた、という思いがあるのかなと思います。 「ちょっとしたお楽しみ考えてたら 晴れるよ胸の空は」という歌詞はちょっと空も心も晴れるからを思い出させるところがあって、それが使われた2期7話の夜を思い出すところがあります。次の日にはみんな屋上に集まって「やっぱりここに来たね」なんて言うのも、「以心でね伝心かな」という感じがします。胸の空が太陽に照らされる、胸の輝きという感覚は君ここを思い出させる部分もあるし、「幸運はまず笑うことから」というのも「ハートの磁石をにぎって走る」というみら僕の歌詞っぽさを感じるし、結構Aqours曲がテーマとしている部分も入っている気がします。 「文学的な気分で眠ろうか」というのはその前にある歌詞のように、普段はあまり考えないようなことを考えて、ちょっとクサい気もするけど上手いこと言えた気がしてなんとなく気分がいいような、そんな心地いい余韻に浸りながら眠るという感覚なのかなと思っています。そんな少し浮ついたような気持ちでついみんなに向か

One More Sunshine Story

曲について TVアニメ2期BD第1巻の特典曲で、千歌のソロ曲です。Landing action Yeah!!のソロバージョンとユメノトビラくらいしかソロがなく、しかもそれらも既存曲のカバーなので、当時は待望のソロ曲でした。アニメの物語も一区切りし、これからそれぞれの道を歩き始めるところ、というのとタイミング的にもマッチしている感じがします (正確に言うとこの曲だけは出たのがアニメ2期12・13話よりも前なんですが)。 最初に聴いたとき、なんとなく千歌が童話の主人公になっていろんな世界を巡っている、みたいなイメージがありました。曲のメロディや緩急が次々に変わっていくせいかもしれません。この曲が出たのはWATER BLUE NEW WORLDやWONDERFUL STORIESより前ですが、そうやって思い返して見ると、なんとなく青い鳥っぽい感覚を感じていたのかもしれません。WONDERFUL STORIESの次にまた始まる物語がOne More Sunshine Storyという考え方もあるかな、と思っています。 曲は本当に夢や希望に溢れてキラキラしてるという感じで、純粋でひたむきに夢に夢中になってる感じがすごく千歌っぽいなと思います。一方で、ミュージカルっぽさ、舞台っぽさみたいなものも感じて、ステージをいっぱいに駆け巡って全身で表現している姿もイメージできて、そんなところからは舞台のバックグラウンドがあるあんちゃんっぽさも感じます。キャラにもキャストにもどちらにもぴったり、という感じが大好きなソロ曲です。 「照らされたから照らしてみたい 小さな光だとしても 確かに届くはずだから」という歌詞を今回改めて見直して、届かない星だとしてもを少し思い出しました。自分たちからは手を伸ばしても届かなくても、向こうからの光はこちらに届いている。だから自分たちも場所は違えど照らす側になって誰かに想いを届けたいという気持ちは、自分たちの道を行くことを決めた1期の話に通じるところがあると思います。「照らしたい」は夢で夜空を照らしたいやMIRAI TICKETにも現れる表現ですが、照らされるだけの月の輝きではなく、自ら光を発して輝いて、照らす側の太陽になりたい、ただ輝くだけじゃなくて自分たちだけの「特別な輝きが欲しい」というところがラブライブ!サンシャイン!!やOne

WONDERFUL STORIES

曲について TVアニメ2期13話挿入歌です。3rdライブツアーのタイトルにも使われました。 この曲の言いたいことはあまり改めて書くまでもなく、劇中で千歌がはっきりと言葉にして言ってくれました。今までの道のりを振り返りつつ、そんながむしゃらに駆け抜けてきた日々の中、その最初から求めていた輝きは自分たちの中にあったという想いを、童話「青い鳥」の話とリンクさせながら語っています。Aqoursのイメージカラーが海や空の青であることや、オリジナルな輝きの象徴が青い羽になったことなんかと青い鳥が掛かっているのも上手いなと思います。 WONDERFUL STORIESと複数形になっているのは、単純にいっぱいの思い出を指しているところもあると思いますが、それだけでなく、みんなのそれぞれの物語、という意味もあるのかなと思っています。冒頭の歌詞で「全力で輝いた物語、さ」とあえて「物語」のところで区切られているのも、ラブライブ!のテーマである「みんなで叶える物語」を意識しているところを感じます。でもそれは本当に1つだけの物語ではなく、あくまで「ひとり ひとり それぞれの道 やがて選ぶ」というようにみんながみんな各々で違う物語があって、気持ちがひとつになることでみんなの物語が交差する瞬間が「みんなで叶える物語」なのかなと思います。それぞれが自分なりに一生懸命頑張ってきた物語がそれぞれ素晴らしいという気持ちが「STORIES」に含まれているのかなと思っています。 歌詞には今までの曲を思い起こさせる部分があり、「届きそうで届かない」が届かない星だとしても、「めざめる前のチカラ」がAwaken the powerなどを思い出させます。そんな中でも、君ここ・青ジャン・みら僕はかなり象徴的に含まれてる感じがします。「YES!! 答えはいつでもこの胸にある」なんかは君のこころは輝いてるかい?を感じる部分ですが、輝きが最初からあったという時の"最初"は、キャストにとっては君ここなのかなと思います。「君のこころは輝いてるかい?胸に聞いたら"Yes!!"と答えるよ」というように、確かに「胸に眠る輝き」が最初の曲からあったというのに気付かせてくれます。「青い羽が描いた これからの軌道飛ぼう」は青空Jumping Heartで「見たことない夢の軌道追

WATER BLUE NEW WORLD

曲について TVアニメ2期12話の挿入歌です。 Aqoursがこれまでの道のりで感じた想いが描かれつつ、「次の輝き」へと向かう今の気持ちが表された曲だと思います。ただ、過去も未来もそのときその瞬間は「イマ」であり、その「イマ」を一生懸命に生きていこうという意思が感じられます。「悔やみたくなかった気持ちの先に広がったセカイを泳いできたのさ」「夢は夢のように過ごすだけじゃなくて 痛みかかえながら求めるものさ」などの歌詞は、まさにいろんなものを乗り越えてきた今のAqoursだから歌えるんだろうと感じます。 TVアニメオフィシャルBOOKでも語られていますが、会場といい歌詞の内容といい、μ'sの僕たちはひとつの光に通じる部分があり、頑張って手に入れた「今」について歌っているという共通点があります。それでも「いまが最高!」というμ'sの"いま"とAqoursの"イマ"はやっぱりどこか違うものなのかなと、ひらがなとカタカナの表記の差から感じます。この曲の歌詞は他にも「ミライ」「セカイ」「ツナガリ」などカタカナで書かれている単語が多く、なんとなく輝きを感じるような、あるいは今までとは違う新しいセカイを見ているような、そんな特別感を感じます。 1番の歌詞は過去から今への繋がりがメインで、2番からは今から未来への流れのように感じますが、2番以降の歌詞の振り分けがユニットごとになっていて、なんとなくBD全巻購入特典曲の雰囲気を感じます。楽しい思い出があれば大丈夫というGuilty Kiss、別れに感傷的になるAZALEA、これまでを忘れず成長していこうと前を向くCYaRon!という要素がそれぞれの特典曲に入っているような気がします。意図的に繋げたというよりかは、それぞれのユニットが卒業をどう捉えるかの曲のイメージが、WATER BLUE NEW WORLDの歌詞割りに重なっただけだとは思っていますが。 アニメPVの演出では、Saint Snowの「雲の上を漂っているみたいだった」という感想に一致するように、雲の上に立っているステージが、サビのタイミングで衣装のスカートを取り払うのと同時に晴れていきます。バレエの白鳥の湖をイメージした衣装を取り払うのは、Aqoursメンバーがそれぞれに抱えていた呪