Dream with You

Dream with Youは1番Aメロの "ずっと隠してたの ココロの奥 芽生えてた気持ちを見ないフリして" のところにアニメ1話を通して描かれた、歩夢の口からも直接侑ちゃんに語られた想いが込められています。
Dream with Youはさらに、どうしてその想いを打ち明けようと思ったのか、どんな想いで打ち明けているのかまで語っているように思います。
この部分が "言葉じゃ足りないから歌に乗せるんだ" に対応してるようにも思います。


僕は歩夢が今まで秘めていた気持ちを明かしてスクールアイドルを始めようとした理由として、もちろん自分自身のスクールアイドルへの憧れもありますが、それだけでなく侑の気持ちを後押ししたかったという気持ちもあるんだと思います。
ライブに影響を受け、スクールアイドルへの大好きの気持ちに溢れて行動を起こす侑に対し、歩夢もスクールアイドルに魅了されながらも、その時点では自ら行動を起こすには至りませんでした。
そう考えれば歩夢はもし侑がいない1人だけだったら、やはりスクールアイドルを始められずに気持ちを秘めたままだったと思います。
侑の「誰かを応援できたら何か変わるかもしれない」という気持ちは、歩夢があそこで自分の気持ちを打ち明けなければ止まってしまうところでした。
スクールアイドルへのときめきを素直に表現する侑への憧れとか、その侑の気持ちを止めて欲しくないとか、そういう侑への思いやりの気持ちが歩夢を引っ張ったからこそ、歩夢は自分だけでは破れなかった殻を破ることができたのだと思っています。
そういう「侑ちゃんがいたからこそ前に進めた」という気持ちが、"そんな私の背中 押してくれたね"、"繋いだ手 その温もりが 胸いっぱいの勇気をくれたから" などの歌詞に現れていると思います。 ("繋いだ手" はスクールアイドル部を探すときに部室棟に向かって手を引かれていた場面なんかも連想してしまいます)
11話の「侑ちゃんだけのスクールアイドルでいい」というのも、単に侑のことが大好きだから他の人がどうでもいいということではなく、この「侑ちゃんの誰かを応援したいという気持ちと歩夢のスクールアイドルとして自分の気持ちを表現したいという気持ちを、2人ならお互いに叶えられると思った」という当初の気持ちが強いからだと捉えています。
タイトルで "You" の Y が大文字になっていることも「侑」を連想させますし、MVで歌っているステージには2つのハートのゲートがあることからも、2人で夢を叶えていきたいという気持ちを感じます。
また、"行く先を勇気で照らすから" という歌詞からは、「侑ちゃんからもらった勇気で自分の道を照らして進んでいく」という意味だけでなく、「歩夢自身が踏み出した勇気で侑の道を照らしたい」という意味も感じてしまいます。


侑のことを思って打ち明けた側面もあるからこそ余計、侑に自分の気持ちを受け入れてもらえるかどうか、というのは本当に怖かったんじゃないかなと思います。
ずっと仲のよい友達だったからこそ、今までとは違う自分を見せて、もし受け入れてもらえなかったら、今までの関係が崩れてしまうんじゃないか。
そんな恐怖からくる切実な願いが "届いて欲しいよ Beating my heart" に込められている気がします。
だからこそ侑に満面の笑みで受け入れてもらった時の歩夢の表情を見て、本当によかったなという気持ちになります。


そんな不安な気持ちもあるはずの曲で "見せたい景色があるんだ 待っててね きっと Make a promise" という力強い宣言があるのは、アニメというよりこれまでの虹ヶ咲の活動を振り返って歩夢というキャラクターが本当に強くなったなと感じさせます。
このPromiseという歌詞は後のAwakening Promiseにも繋がっていると思いますが、その話はAwakening Promiseについての話のときにしようかなと思います。
曲調も歩夢らしい優しく柔らかな響き、主張しすぎない控えめな淡い色合いを感じさせながらも、歌声から滲み出る確かな意志の強さが感じられます。
"優しい風が 私を包むから" という歌詞のように、何か新しいことが起こりそうな春のときめきを穏やかに感じながらも、そんな歩夢の決意に胸が締め付けられてちょっと切なくなるような、大好きな一曲です。

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