ツナガルコネクト

璃奈ちゃんの曲もまた、電子音がベースになっていたり、テンポも早めでダンスも動きまくっていて、いつもの璃奈ちゃんらしさが溢れている曲だなと思います。
アニメ6話のタイトル同様、歌詞についに顔文字が登場したのも、璃奈ちゃんらしいです。
劇中でもスタンプを多用していたし、文字チャットに慣れていそうな璃奈ちゃんは顔文字をすごく使いそうだなと思いますし、二次元に描かれた顔というのが璃奈ちゃんボードっぽさもあります。
そしてこの曲でも璃奈ちゃんにとって大切な「繋がる」というキーワードが、歌詞中の "Connect しよ" はもちろん、曲名にも "ツナガル" "コネクト" としてダブルで現れています。


歌詞もかなり第6話の内容に沿っているなと思います。
1番の歌詞はコミュニケーションがうまくできず苦しんでいた過去から、スクールアイドルを始めるところくらいまで (つまり時系列的には6話以前だけど、6話でも語られている部分)、2番はスクールアイドルを始めてライブに挑戦しようとして一度挫折する話 (つまり6話の主線の話) に大まかに対応しているかなと思います。
1番のサビは璃奈ちゃんがライブをしている瞬間の気持ちと捉えるのが自然そうですが、1番はスクールアイドルを始める前と考えると、璃奈ちゃんが3話でせつ菜のパフォーマンスを見た時に感じたことが歌われていると考えることができて、それもまた面白いかなと思っています。
ちょっと先走ってしまいますが、1番では "カラフル!笑顔!心地いいな♪" とどこか受け取る側に感じる「心地いいな」だったのが、ラスサビでは "カラフル!笑顔!心地いいね♪" と実感を伴った「心地いいね」に変わっていて、まるで自分がライブで感じた気持ちに対してファンに同意を求めているように感じるのも、そう思うポイントかなと思います。
そう考えると、"ココが私の好きな場所" は自分がステージに立っているかどうかとは関係なく、みんなの気持ちが繋がる「スクールアイドルのステージ」なのかなと思います。
(余談ですが、スクスタのキズナエピソードでも璃奈ちゃんはせつ菜のステージを通じてみんなの心が1つになる瞬間を体験したことが初期の大きなモチベーションになっています)


2番はまさに6話で自信を失って部屋に閉じこもってしまったときの心情を描いているように感じます。
そこで描かれている物語とは少し離れますが、"ココロもう一度 踊らせていきたいんだ" という歌詞も璃奈ちゃんらしさがあるなと感じます。
璃奈ちゃんは今までの曲でもダンスが激しいなと感じることが多く、それは表情に出せない分、体を使って少しでも気持ちを表現したいと考えているからだろうと思っていて、璃奈ちゃんのそんな健気さがまた可愛らしいなと思っているんですが、この様子が「ココロを踊らせる」という表現とリンクしているように感じます。
サビの "チガウイロとチガウユメで進むミライ" はまさに虹ヶ咲のスタイルを表している歌詞だなと感じます。
その後の "見えないけど感じる あったかい優しさ ありがとう" はまさにダンボールに隠れながら会話していたシーンの描写かなと思いますし、璃奈ちゃんボードで顔を隠している/みんなの顔が直接見えないことも含まれている気がします。
そんな流れから繋がる "みんなとのタイセツな場所" はやはり、スクールアイドル同好会のことかなと思います。


Dメロの "ヒトリでカンペキじゃなくていいんだ (中略) 私にできること見つけていくから" は、ソロだけど1人じゃない虹ヶ咲らしい歌詞だなと思います。
もちろん6話のかすみや愛さんとの会話がベースになっているからこその考え方ではあるんですが、ソロだと余計に自分1人で全てこなさないといけないと考えがちなところを、みんなが尖った別々の方向に進もうとする虹ヶ咲だから、みんなと同じことを同じレベルでできるようにならなくてもいい、自分の個性に合わせたことを表現すればいいという気持ちにさせてくれるというのが、それぞれが自由に夢を追いかけようとする虹ヶ咲らしいなと思います。


歌詞を通して、"Now Loading..."・"[Ctrl] + [Z]"・"インストール" などのソフトウェア用語を織り交ぜながらそれが表現されているのも璃奈ちゃんらしいなと思いますし、こういうデジタルな言葉が散りばめられているからこそ、その中に現れるアナログな、人間的な言葉が際立っているようにも思います。
"分け合うぬくもり ありがとう" や "見えないけど感じるあったかい優しさ ありがとう" など、温度を使った表現がデジタルとの対比に感じて、璃奈ちゃんが本当に大切にしているリアルな人と人との繋がりだったり、アナログハートで歌われたような "愛の炎" の温度感だったりを感じます。


あとMVはとにかく可愛いですね。
アニメカットがいちいち可愛すぎる。天使・天使・天王寺です。
璃奈ちゃんボードの表情変化もかなり細かいなと感じますし、これがライブでどう表現されるのかも気になっています。

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